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【ご報告】E3PA 平成30年度定時総会
成熟期と位置付け『クリオネマーク』の発行・運用機関」の強化

環境保護印刷推進協議会(E3PA、松浦豊会長)は、平成30年6月27日午後4時過ぎから東京・神田小川町の明治大学「紫紺館」4階会議室で、平成30年度定時総会を開き、「29年度事業報告及び収支決算」並びに「30年度事業計画案及び収支予算書」を承認、さらに任期満了に伴う役員改選で松浦会長を再選した。活動14年目となる平成30年度は、成熟期と位置付けて基幹事業である「『環境保護印刷マーク(クリオネマーク)』の発行・運用機関」の強化に努め、E3PAの新たな方向性と明確な役割を見出していく方針。

総会は、井福哲治理事の司会で進められ、冒頭あいさつに立った松浦会長は、近年、中国はじめ欧州の環境規制がいっそう厳しくなっている事例を示しながら「メーカーも環境対応製品の開発に積極的に取り組んでいる。われわれも環境に取り組みながら、顧客に環境により良い製品を提案できるように努力していきたい」と述べた。

平成30年度定時総会

このあと、松浦会長を議長に選出して議案審議に入り、上程議案をすべて原案どおり承認した。

平成30年度事業計画の基本方針は次のとおり。

「環境保護印刷マークとして高い評価を得てきたクリオネマークの意義と認証制度の維持、ならびにE3PAの今後を見通した揺るぎない存立基盤の確保のために、今年度は、主要項目に集中的かつ積極的に取り組み、基幹事業の強化に努める。

こうした事業活動に力点を置くことにより『環境保護印刷マーク(クリオネマーク)』の発行・運用機関へと舵を切ることとする。

認証制度の制定と普及を図ってきた創生期(平成17年度〜22年度)を第1ステージと考え、環境経営を柱に環境貢献の実際を学んできた安定期(平成23年度〜29年度)を第2ステージとし、次の第3ステージは成熟期に入ったという認識の下、E3PAとしての新たな方向性と明確な役割を見い出していく方針である」

30年度の主な実施事業は、①『環境保護印刷マーク(クリオネマーク)』のブランド強化②認証制度の浸透(オフセット印刷・デジタル印刷・CO2削減貢献度)--の2つ。クリオネマークのブランド強化のため企業ブランド向上の各種支援、CSR資料の刊行(『ブランディング3』『クリオネ特別レポート』ほか)、環境保護印刷の普及に関する情報提供、発信に取り組む。

また、組織運営では、会員拡大による基盤の強化、印刷関連団体との連携・協調、活動内容に関する持続的な検討に取り組む。平成30年度収支予算は1,541万円。

総会終了後、別室で会員交流会を開いた。

また、総会に先立ち、午後3時から勉強会が行われ、「企業にとって『自然保護』『生物多様性保全』の推進とは」をテーマに、(公財)日本自然保護協会経営企画部副部長でIUCNの日本委員会事務局長の道家哲平氏と同自然のちから推進室プログラムオフィサーの大野正人氏が講演した。なお、E3PAは平成29年度、日本自然保護協会に10万円を寄付し、勉強会の冒頭、大野氏から松浦会長に感謝状が授与された。

平成30年度定時総会

【平成30・31年度役員】
会長=松浦豊((株)ローヤル企画)▽副会長=福田光明((株)日伸ライトカラー)▽理事=齋藤武彦(奥村印刷(株))、黒岩信司(錦明印刷(株))、秀浦忠利((株)秀巧堂)、藤原俊一((株)フクイン)、井福哲治((株)ニシカワ印刷)、小林博美(GCJ、(株)二葉企画)、永井徹(GCJ、ナガイアルテス(株))▽監事=加藤和憲((株)ジャパンアート)、平尾訓((株)イメージパーク)

更新日:2018年7月4日