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ブランディング活動の成功事例を紹介
―仙台市で開催されたSOPTECセミナーに参画―

環境保護印刷推進協議会では、7月7(金)/8(土)の両日、仙台市若林区の産業見本市会館「サンフェスタ」で開かれた第14回・印刷産業ビジネス交流展『SOPTECとうほく2017』(東北地区印刷協議会/実行委員会主催)に参加し、併催セミナーの一講座として「クリオネ特別セミナー」を2日目の8日午後に開催しました。

SOPTECセミナー

これは、当協議会が平成29年度事業計画の主要項目として掲げたクリオネマークのブランド強化のなかに、「企業ブランド向上の支援」(全国キャラバン展開/小冊子『ブランディング』シリーズの活用等)とあるのを受けて推進したものです。先の平成29年度定時総会の併催行事において同様のテーマで勉強会をおこなっていますが、仙台でも全く同じ形式で実施しました。

最初に、印刷メディアが本来的に有するエコ効果を、印刷発注者の方々に理解していただく目的で当協議会が作成した提案営業ツール『印刷物は環境にやさしいメディアです』を参考資料に、事務局から趣旨を説明しました。

発注に際して理解していただきたい7つの視点のうち、エコ効果に関する国内外の専門機関の“証言”および森林管理と再生紙の問題を意識的に取り上げ、①紙には環境にやさしいというストーリーがある、②電子メディアは必ずしもサステナブルではない、③古紙100%の再生紙にはムリがある、④間伐材を活用する印刷用紙は資源を育てる資材である――など幾つかのポイントを紹介。そうした趣旨を印刷会社の立場から顧客サイドに積極的に訴えてほしい旨を参加者の方々にお願いしました。

ついで、環境貢献を柱としたブランディング活動によって顧客満足度を高めてほしいと作成した小冊子『ブランディング2』を題材に、先進的な実践企業の成功事例を披露しました。東京・北区に本社を置く奥村印刷㈱(当協議会正会員)が取り組んできた成果について、本書に掲載してある切り口(各項目)を踏まえながら、同社出身の小野克巳氏(当協議会元理事)から説明。ブランディングの展開により環境価値をいかにビジネス価値に高めるか、クリオネマークを有効に使って企業としての社会的責任をいかに果たすかについて、一通り紹介することができました。

そのなかではとくに「環境貢献を柱とするブランディング活動を通じて、印刷会社としての企業ブランドが築ければ、顧客の信頼度が高まって差別化営業が可能になり、しかも強い“絆”によって継続した受発注関係が約束される」ことを強調しました。

なお、9月1(金)/2(土)の二日間にわたって札幌市白石区の「アクセスサッポロ」で開かれる北海道プリントエキスポ『HOPE2017』にも参加し、同じ趣旨の特別セミナーを第三弾として引き続きおこなうことになっています。

『SOPTECとうほく2017』セミナーで説明内容の骨子は、別項(【ご報告】総会併催行事<情報交換の広場>)の紹介記事内容と重複しますので割愛します。別項をご参照ください。

更新日:2017年7月20日