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【ご報告】平成27年度定時総会
「印刷環境憲章」のPR、普及啓発、「環境経営」に役立つ情報発信をメインに活動

環境保護印刷推進協議会(松浦豊会長、E3PA)は、6月26日午後4時から東京・神田小川町の明治大学「紫紺館」4階会議室で「平成27年度定時総会」を開き、平成26年度事業・決算報告、同27年度事業計画・収支予算案などを審議し、いずれも原案通り承認した。E3PAは、昨年、創立10年を迎えたのを機に、対外的宣言として業界初の「印刷環境憲章」を制定したが、活動11年目の今年度は、「印刷環境憲章」を実践しながら、E3PAならびに環境経営を実践する会員の企業姿勢を、業界内だけでなく、一般社会や行政、顧客に認知してもらうためのPR活動を積極的に展開する。

平成27年度定時総会

総会は黒岩信司理事(錦明印刷)の司会で進められ、藤原俊一理事(フクイン)が開会のあいさつを述べて始まった。

冒頭あいさつに立った松浦会長は「昨年は創立10年を迎え、『印刷環境憲章』制定・宣言、日欧・印刷環境フォーラムの開催など無事記念行事を終了することができた。11年目を迎える今年は、印刷業界として今後どのようなかたちで環境に取り組んでいけばよいのか、もう一度原点に戻って考えていきたい」と抱負を述べた。

引き続き、松浦会長を議長に選任して議案審議を行い、上程議案をすべて原案通り承認した。

27年度の事業計画は「事業推進の強化」と「組織運営の対策強化」の2本柱。「事業推進の強化」では、①新規会員の加入促進②E3PAの総合案内書=ガイドブックの改定版の作成③『印刷環境憲章』の普及啓発④環境関連の講演会やセミナー(クリオネセミナーなど)の適宜開催及び展示会(IGAS2015など)の出展⑤会員同士の交流(総会、セミナーなどとの交流会同時開催)⑥「環境経営」に役立つ情報発信(海外の最新環境経営に関する情報収集)⑦媒体:メディアの中でも「印刷物」は”環境“に配慮した作業方法で提供されている製品であり、IT関連などの「電子」関連製品等々よりも環境に配慮した「環境に優しい製品」であることの【証し】をアピールする⑧前記の事業目的に沿うその他の関連活動--に取り組む。

とくに新規会員は、正会員、協賛会員に留まらず、准会員や、昨年創設した賛同会員の加入促進に努める。

対外PR活動では、これまでの国内、海外の著名人や経済人の発言や学究的な内容ではなく、ビジネスの身近な参考事例やその適正なデータなどを収集して、E3PAが環境保護の立ち位置から考えても印刷物が環境に配慮していることを伝えていく。

「組織運営の対策強化」では、E3PAの運営する「オフセット印刷認証制度」「デジタル印刷認証制度」「CO2削減貢献度認証制度」の3大認証制度の普及・浸透に取り組む。

最後に金井宏親理事(賢工製版)の閉会あいさつで総会を終了した。

このあと、別室で会員交流会を開き、約40人が参加して懇親を深めた。はじめに小野克巳理事(奥村印刷)があいさつを述べたのち、乾杯し開宴。宴半ば、井福哲治理事(ニシカワ印刷)の中締めで散会した。

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(文責編集部)

更新日:2015年7月8日